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ご注意!市役所・保健所は害獣駆除してくれない。
「家に害獣がいて今すぐ出ていってほしい!」
「役所か保健所に連絡したら害獣は駆除してもらえるの?」
こんなお悩みを解決します。
当サイト「ハクビシン戦記」の運営者である私たちも、ハクビシン被害に悩まされた時期がありました。
天井裏には山盛りのフン、夜中には屋根裏でドタバタと暴れまわる騒音。
「家の中でバッタリ出会ったらどうしよう…」と不安な日々を過ごしました。
そして実際に市役所の鳥獣被害担当へ連絡して、来てもらったこともあります。
しかし、「ここからハクビシンが登ってるね」などは教えてくれるものの、行政の人たちは100%のハクビシン駆除をしてくれるわけではありませんでした。
では、ハクビシンやアライグマ、イタチなどの害獣を、今すぐ家から追い出したい場合はどうしたらよいのか。
そこでこの記事では市役所や保健所がしてくれる害獣対策から具体的な駆除方法まで、以下の順でまとめました。
- 市役所や保健所でできるのは「捕獲器の貸し出し、捕獲」まで
- 害獣は勝手に駆除してはいけない!罰金が課されることも
- 害獣駆除で市役所が報奨金を出している例
- 害獣駆除で市役所が補助金(助成金)を出している例
- 行政に頼らず駆除する方法
- 害獣駆除にかかる費用
「行政に頼れなかったらどうしよう」と思うかもしれませんが、自分でできる対策や完全駆除に特化した業者も紹介しているので、ハクビシンやアライグマ、イタチなどの害獣に悩んでいる方はぜひご一読ください。
市役所や保健所による害獣駆除は「捕獲器の貸し出し、捕獲」まで
家にハクビシンがいるときに、市役所や保健所がしてくれるのはよくても「捕獲器の貸し出し、捕獲」までです。
害獣駆除で最も重要なのは侵入口をふさぐことなのですが、家の構造まで理解していないと難しく、行政では対応しきれません。
ここでは事例として、ハクビシンを捕獲してくれる自治体やハクビシンにそもそも対応していない自治体を紹介します。
捕獲してくれる市区町村の例:東京都江戸川区
東京都江戸川区では保健所がハクビシンの捕獲をしてくれます。
江戸川保健所では、生活環境等の被害がある場合に捕獲用檻(箱ワナ)を設置し、無料でハクビシンとアライグマの捕獲を行っています。
引用:東京都江戸川区ホームページ
しかし天井裏や床下へのワナ設置は対応していないので、完全駆除はできません。
対応していない市区町村の例:茨城県水戸市
茨城県水戸市では、屋根裏に入り込んだハクビシンの駆除について以下のように回答しています。
市では、ハクビシンなどの駆除や捕獲などは行っておりません。
引用:茨城県水戸市ホームページ
このように市区町村によっては対応していないこともあるので、自力で駆除するか業者に依頼するかの2択になってきます。
害獣は勝手に駆除してはいけない!罰金が課されることも
家に出た害獣が鳥獣保護法の対象である場合、自治体の許可なく勝手に駆除すると罰金になることもあります。
第八十三条 次の各号のいずれかに該当する者は、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
一 第八条の規定に違反して狩猟鳥獣以外の鳥獣の捕獲等又は鳥類の卵の採取等をした者(許可不要者を除く。)
二 狩猟可能区域以外の区域において、又は狩猟期間(第十一条第二項の規定により限定されている場合はその期間とし、第十四条第二項の規定により延長されている場合はその期間とする。)外の期間に狩猟鳥獣の捕獲等をした者(第九条第一項の許可を受けた者及び第十三条第一項の規定により捕獲等をした者を除く。)
二の二 第十四条第一項の規定により指定された区域においてその区域に係る第二種特定鳥獣以外の狩猟鳥獣の捕獲等をし、又は同条第二項の規定により延長された期間においてその延長の期間に係る第二種特定鳥獣以外の狩猟鳥獣の捕獲等をした者(第九条第一項の許可を受けた者及び第十三条第一項の規定により捕獲等をした者を除く。)
三 第十条第一項、第二十五条第六項、第三十七条第十項又は第三十八条の二第十項の規定による命令に違反した者
四 第二十五条第一項、第二十六条第一項、第三十五条第二項、第三十六条又は第三十八条の規定に違反した者
五 第五十五条第一項の規定に違反して登録を受けないで狩猟をした者
六 偽りその他不正の手段により第九条第一項の許可、第十八条の二の認定、第十八条の七第一項の変更の認定若しくは第十八条の八第二項の有効期間の更新、狩猟免許若しくはその更新又は狩猟者登録若しくは変更登録を受けた者
行政に許可をもらうことで、鳥獣保護法で守られている害獣も駆除できるようになります。
しかし、ワナなどの道具を1からそろえて、かつ駆除の許可をもらうのは時間もお金もかかりすぎてしまうことがほとんどです。
そのため当サイトでは害獣駆除業者への依頼をおすすめしています。
害獣(有害鳥獣)駆除で市役所が報奨金を出している例
実は有害鳥獣を駆除した市民に報奨金を出している市役所もあります。
ここでは以下の順に市役所が補助金を出している事例を紹介します。
- 栃木県鹿沼市
- 岡山県岡山市
- 福島県いわき市
栃木県鹿沼市
2022年2月現在、栃木県鹿沼市ではハクビシンを駆除すると1頭あたり1,000円の報奨金を出しています。
この他にもイノシシやニホンジカ、ニホンザルなどの駆除で報奨金がもらえるので、詳しくは「栃木県鹿沼市:有害鳥獣捕獲報償金について」をご覧ください。
岡山県岡山市
2022年2月現在、岡山県岡山市ではハクビシンを駆除すると1頭あたり3,000円の報奨金を出しています。
この他にもイノシシやニホンジカなどの駆除で報奨金がもらえるので、詳しくは「岡山市鳥獣被害対策関係事業補助金等交付要綱 」をご覧ください。
福島県いわき市
2022年2月現在、福島県いわき市ではイノシシを駆除すると1頭あたり12,000円ほどの報償金を出しています。
イノシシ以外の害獣に対して報償金は出しておらず、ハクビシンを捕獲しても市からお金は出ません。
さらに詳しくは「令和3年度 いわき市イノシシ捕獲報償金交付制度について」をご覧ください。
害獣駆除で市役所が補助金(助成金)を出している例
害獣駆除に補助金や助成金を出している市役所もあります。
ここでは補助金や助成金を出している市役所の事例を以下の順で紹介します。
- 山梨県南アルプス市
- 島根県松江市
- 静岡県掛川市
静岡県掛川市
2022年2月現在、静岡県掛川市では害獣から農作物を守るための防護柵や捕獲に必要な箱ワナなどにかかる費用に対して補助金を出しています。
経費の3分の1以内とし、100,000円を限度とする。
さらに詳しくは「掛川市:鳥獣被害防止対策設備設置費補助金」をご覧ください。
山梨県南アルプス市
2022年2月現在、山梨県南アルプス市では害獣から農作物を守るための防護柵などにかかる費用に対して補助金を出しています。
対象経費の2分の1以内の額とし、100,000円を上限とする。(100円未満の端数は切り捨て)
さらに詳しくは「南アルプス市:有害鳥獣被害防止用施設設置等補助金交付について」をご覧ください。
島根県松江市
2022年2月現在、島根県松江市では害獣から農作物を守るための防護柵などにかかる費用に対して補助金を出しています。
新たに資材を購入し柵などを設置する場合:要する費用(資材費に限ります)の10分の5を補助します。
さらに詳しくは「松江市有害鳥獣被害防除施設整備事業補助金」をご覧ください。
行政に頼らず害獣駆除するなら「自分で」か「業者」か
ここまでお伝えしたように、役所や保健所など行政がハクビシン被害に対してできるのは、せいぜい箱ワナの貸し出しや回収くらいです。
しかし、ハクビシンを徹底的に駆除するには捕獲だけでなく、侵入口を特定して塞がなければなりません。
そこで、ここでは行政に頼らず駆除する方法として、以下2つを紹介します。
- 【自分で駆除なら】ハクビシン忌避剤は自作せずホームセンターなどで購入を
- 【業者に依頼なら】信頼できる害獣駆除業者はこの3社
【自分で駆除なら】ハクビシン忌避剤は自作せずホームセンターなどで購入を
忌避剤などを使いつつ、自分でハクビシンを駆除することもできないわけではありません。
しかし、侵入口の特定は古い家や大きな家だとプロの経験がないと難しいです。
当てずっぽうで塞いでも、他にも侵入口があって意味がないことも。
また忌避剤は自作しても効果が見込めないこともあるので、ホームセンターで購入することをおすすめします。
有害鳥獣駆除には許可や資格が必要なので注意
ハクビシンを駆除するためには自治体の許可が必要です。
というのも、ハクビシンなどの害獣は「鳥獣保護法」と呼ばれる法律で守られています。
具体的には、むやみに捕獲したり駆除したりしては生態系が崩れる恐れがある動物として指定されているのです。
そしてワナで捕獲する場合には「狩猟免許」と呼ばれる資格が欠かせません。
ゆえにハクビシンを駆除したいと思っても、すぐには実行できないのです。
【業者に依頼なら】信頼できる害獣駆除業者はこの3社
「今すぐハクビシンを駆除したい!」と思っているのであれば、業者に頼むのが手っ取り早いです。
ここでは当サイト「ハクビシン戦記」の管理人が徹底的に調査した、信頼できる害獣駆除業者を紹介します。
- 1位「ハウスプロテクト」10年以上の経験!再発防止の技術力No.1
- 2位「害獣駆除110番」実績No.1&全国対応!上場企業で安心できる
- 3位「ホームレスキュー」最安値No.1!最長10年の再発保証つき
害獣駆除にかかる費用
ハクビシンやアライグマ、イタチなどの害獣駆除を業者に依頼したときの費用相場は、以下の通りです。
施工 | 値段 | メモ |
---|---|---|
監視カメラの設置 | 5000〜7000円/台 | リース代を含む |
カメラの点検・管理 | 5000〜7000円/回 | 業者からの距離による |
点検口の設置・作成 | 10000〜30000円/箇所 | 点検口がない場合のみ |
侵入口遮断 | 5000〜30000円/箇所 | 大きさ、難易度による |
追い出し | 400〜700円/㎡ | 建物の大きさによる |
捕獲申請代行 | 5000〜50000円 | 自治体による |
捕獲ゲージ設置・管理 | 10000〜30000円 | 業者からの距離による |
捕獲害獣の回収・処理 | 15000〜30000円/匹 | 捕獲した場合のみ |
フン、巣の回収 | 5000〜25000円/箇所 | 量、大きさによる |
ノミ、ダニの駆除 | 400〜800円/㎡ | 建物の構造による |
消毒、消臭 | 500〜1000円/㎡ | 建物の構造による |
おおよその目安さえ知っておけば、極端に安すぎる業者や高すぎる業者の見分けがつきます。
ユージ
悪徳業者や実力のない業者を見極めるためにも、見積りをもらったあとに再度この相場表をチェックしてみてください。
自分で駆除するなら「5,000円以内」がほとんど
当サイト「ハクビシン戦記」の独自アンケートによると、自分で対策した人の多くが費用を5,000円以内におさめています。
ハクビシンを自分で捕獲した人もおり、罠をしかけた場合は1万円を超えることも。
限界ギリギリまで安くしたい場合は、市役所や保健所に相談しつつ自分で駆除するのも1つの方法です。
業者に依頼するなら料金「5万円以内」が50%以上
当サイト「ハクビシン戦記」の独自アンケートによると、業者に依頼した人がかけた金額は以下のような結果になりました。
- 5,000〜1万円:14%
- 1〜3万円:22%
- 3〜5万円:28%
- 5〜10万円:22%
- 20万円以上:14%
半数以上が5万円以内に収まっていることがわかります。
料金が20万円以上かかった方は、天井が腐っていてリフォームを必要とするケースがほとんどでした。
より詳しい体験談を知りたい方は「【25名にアンケート】ハクビシン被害、駆除の実体験・口コミまとめ」をご一読ください。
市役所や保健所は捕獲まで。害獣対策は侵入口をふさぐのが肝心
ここまで市役所や保健所ができる、害獣対策について紹介しました。
おさらいすると、自治体はハクビシンの捕獲までは手伝ってくれますが、侵入口の封鎖はしてくれません。
しかしハクビシン被害を再発させないためには、侵入口を塞がなければならないので、自治体に相談してもハクビシン被害がなくなることはありません。
捕獲の許可など、行政の助けなしにハクビシンを駆除するのは難しいですが、どうしても自分で対処する必要はあります。
「安く済むから」と素人が対策しても、作業中のケガや被害の再発など、リスクは避けられません。
そのため当サイト「ハクビシン戦記」では業者への依頼をおすすめしています。
被害の調査や見積りは無料なので、気になる方は「ハクビシン駆除業者おすすめランキング【全10社を口コミや費用で徹底比較】」をご一読ください。
この記事がハクビシンで悩むあなたの助けになれば幸いです。