このサイトの記事内では「アフィリエイト広告」などの広告を掲載している場合があります。消費者庁が問題とする「誇大な宣伝や広告」とならないよう配慮しコンテンツを制作しておりますので、安心してお読みください。問題のある表現が見つかりましたらお問い合わせよりご一報いただけますと幸いです。
ハクビシンはどこから入る?侵入経路や対策、追い出す方法を解説

「ハクビシンはどこから家に入ってくるんだろう…」
と思っている方。
実は、ハクビシンは大人のこぶしが通るスキマであれば、どこからでも入ることができます。
そのため屋根と外壁のスキマやリフォーム後のつなぎ目など「こんなところから!?」と思うような場所が侵入口になっていることも。
この記事では、
- ハクビシンが侵入できるスキマの大きさ
- ハクビシンの侵入経路7つ
- ハクビシンを入らせない対策・予防の3ステップ
- ハクビシンが侵入したときに追い出す方法5ステップ
の順に、ハクビシンの侵入経路や対策について解説します。
実際にハクビシンが侵入しようとした写真もお伝えするので、気になる方はぜひご一読ください。
ポイントだけ知りたい方はこちら
「大人のこぶし」が通る大きさのスキマならハクビシンの侵入口になる
結論、「大人のこぶし」が入る大きさの穴やスキマは、ハクビシンが侵入できてしまうのです。
具体的には近畿中国四国農業研究センターの研究によると、
ハクビシン成獣は一辺8cmの正方形、直径9cmの円形、6×12cmの横長の長方形、11×7cmの縦長の長方形の入口から侵入できる
という結果がわかっています。
そのためハクビシンが家に侵入することを防ぐには、スキマがないか定期的に点検して、大人のこぶしが入りそうなところは金網でふさぐなどの対策が必要です。
ハクビシンの侵入経路7つ
ここでは具体的なハクビシンの侵入経路を、
- (劣化による)外壁の穴
- 屋根と外壁のスキマ
- 屋根の瓦のスキマ
- 屋根に近い木や電柱
- 基礎コンクリートにある通風口(穴)
- 基礎コンクリートにある通風口(穴)の劣化した柵
- 家を増築したときのつなぎ目
の順に紹介します。
1. (劣化による)外壁の穴
外壁が劣化して穴があいていると、ハクビシンはそこから侵入できてしまいます。
対策はパテや金網、金属のタワシなどでスキマをふさぐのがおすすめです。
2. 屋根と外壁のスキマ
屋根と外壁のあいだにスキマがある場合、そこもハクビシンの侵入口として利用されてしまいます。
スキマの大きさや形状にもよりますが、金網でふさぐ対策が有効です。
3. 屋根の瓦のスキマ
屋根の瓦どうしのスキマも、ハクビシンの侵入経路になりがち。
面戸(めんど)と呼ばれる屋根のスキマを埋める建材やコーキング材をつかって対策するのがおすすめです。
4. 屋根に近い木や電柱
ハクビシンは屋根に近い木や電柱を登って侵入してくることもあります。
ゆえに屋根に接している枝があれば剪定しましょう。また、屋根に近い電柱は電力会社やNTTに移動できないか聞いてみるのが得策です。
5. 基礎コンクリートにある通風口(穴)
日本家屋は床下の湿気を逃がすために、基礎コンクリートに通風口があけられています。
しかし通風口が大きいと、ハクビシンが侵入できてしまうので注意が必要です。
対策は金網をコンクリート用の接着剤やコーキング材で貼り付けるのがおすすめ。
6. 基礎コンクリートにある通風口(穴)の劣化した柵
家の基礎コンクリートにある通風口は、あらかじめ柵がついていることがほとんどです。
しかし、長いあいだ雨風にさらされると、劣化してボロボロになることも。するとハクビシンの侵入口になってしまいます。
こちらも対策は金網をコンクリート用の接着剤やコーキング材で貼り付けることです。
7. 家を増築したときのつなぎ目
「家族も増えたし…」などの理由で自宅を増築すると、それが原因でハクビシンを侵入させてしまうこともあります。
というのも、これまで住んでいた家と増築した部分との間に、スキマがあいてしまっていることがあるからです。
残念ですが、大工さんが害獣防除に詳しいとは限りません。
スキマは金網やコーキング材などで対策してみてください。
ハクビシンを入らせない対策・予防の3ステップ
ここからはハクビシンを侵入させない対策や予防について、以下3ステップでお伝えします。
- エサや隠れ家になるものを除去する
- ハクビシンの生態を理解した正しい対策、定期的な点検
- 被害を受けたハクビシンの捕獲、駆除
1. エサや隠れ家になるものを除去する
まずやるべきなのは、エサや隠れ家になるものをなくすことです。
例えば、以下のような対策があります。
- 農作物や生ゴミを外に置きっぱなしにしない
- 家の周りに植木鉢を置かない
- 家の周りの雑草は定期的に刈る
人間が食べない腐った農作物やゴミも、ハクビシンにとってはごちそう。また、人間にとってはただの草むらでも、ハクビシンにとっては安全な隠れ家です。
なので「ちょっとしたゴミだから置いても大丈夫」などと思わず、外に放置しないようにしてください。
2. ハクビシンの生態を理解した正しい対策、定期的な点検
ハクビシンが好きなものをなくし、嫌いなものを増やすことで、家にハクビシンが来ないようにできます。
そのためにはハクビシンの生態を理解しておくことが欠かせません。詳しい生態は「ハクビシンの弱点とは?天敵から特徴、生態や習性まで徹底解説」で解説しています。
また家のスキマなどの状態は日々変わっていくものです。
ゆえに定期的に家のまわりを見て、ハクビシンをおびき寄せてしまうものがないか、点検しましょう。
3. 被害を受けたハクビシンの捕獲、駆除
もし万が一ハクビシンが家に侵入してしまった場合、いくらスキマをふさいでも意味がありません。
まずは家にいるハクビシンを捕獲して駆除する必要があります。
ただし捕獲には許可が必要で、なおかつ捕獲後の処理を自分でしなければならないこともあるため、ハードルは高めです。
ハクビシンの捕獲や駆除については業者に依頼してしまうのが簡単かつ安全でおすすめできます。
業者について詳しくは「ハクビシン駆除業者おすすめランキング【全10社を口コミや費用で徹底比較】」をご一読ください。
ハクビシンが侵入したときに追い出す方法5ステップ
「ハクビシンが侵入したけど、なんとか自分で追い出したい!」と思っている方のために、ここからはハクビシンを追い出す方法を以下5つのステップで紹介します。
- ハクビシンの侵入口を調べる
- 侵入口から遠い、狭い場所からくん煙剤を使っていく
- ハクビシンを完全に追い出したことを確認して、侵入口をふさぐ
- 巣や糞尿などを清掃、消毒する
- 再発させないために対策する
1. ハクビシンの侵入口を調べる
まずはハクビシンがどこから家に入ってきたのか、調べる必要があります。
足跡や爪の跡、フンなどを手がかりに、侵入経路を見つけていきましょう。
侵入口は1つとは限らないので、家の周りを上から下まで根気よく探していくことになります。
2. 侵入口から遠い、狭い場所からくん煙剤を使っていく
ハクビシンの侵入口が特定できたら、そこからハクビシンが逃げていくようにくん煙剤(薬剤が入っている煙)で追い出していきましょう。
具体的には、以下2点を満たす場所からくん煙剤を使っていきます。
- 侵入口から遠い場所
- できるだけ狭い場所
3. ハクビシンを完全に追い出したことを確認して、侵入口をふさぐ
くん煙剤でハクビシンが完全に追い出せたことが確認できたら、侵入口をふさぎます。
ハクビシンが戻ってこないうちに、金網やコーキング材など、侵入口の形状にあわせてふさいでいくことが重要です。
4. 巣や糞尿などを清掃、消毒する
ハクビシンが入らなくなったら、次は巣や糞尿などを清掃、消毒します。
というのもハクビシンは体じゅうダニや病原菌まみれなので、自宅が巣になっていたのであればキレイにしないと病気の原因になるからです。
「今は大丈夫だから…」と思わず、手遅れになる前に清掃や消毒をしていきましょう。
5. 再発させないために対策する
ハクビシンを追い出したあとは、再発しないよう対策していきます。
家にハクビシンが侵入したということは、何かハクビシンにとって都合のよい条件があったのです。
以下のようなエサや隠れ家をなくす対策から、はじめてみてください。
- 農作物や生ゴミを外に置きっぱなしにしない
- 家の周りに植木鉢を置かない
- 家の周りの雑草は定期的に刈る
家にハクビシンを入れないためには、侵入経路の確認から!
ここまでハクビシンの侵入経路と対策について紹介しました。
おさらいすると、ハクビシンは以下のようなところから入ってきます。
- (劣化による)外壁の穴
- 屋根と外壁のスキマ
- 屋根の瓦のスキマ
- 屋根に近い木や電柱
- 基礎コンクリートにある通風口(穴)
- 基礎コンクリートにある通風口(穴)の劣化した柵
- 家を増築したときのつなぎ目
なのでハクビシンを侵入させないための対策が重要です。具体的には以下の3つをお伝えしました。
- エサや隠れ家になるものを除去する
- ハクビシンの生態を理解した正しい対策、定期的な点検
- 被害を受けたハクビシンの捕獲、駆除
この記事をお読みのあなたの家がハクビシンに住み着かれず、安心して暮らせることを願っています。
まずはハクビシンの侵入経路を確認することからはじめてみてくださいね。