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家を大掃除したら、ハクビシンのフンがあってピンチ!お金がなくて自分で除去しましたが、再発が心配でいろいろ調査。ハクビシン対策後のほうが詳しくなってしまったので、被害や駆除で悩む方のためにブログを書いています。
「ハクビシンを寄せつけないためには何をしたらいいんだろう。おすすめの忌避剤があれば知りたい。」
と思っている方。
ハクビシンは屋根裏などに入り込むと家の断熱材などで巣を作り、フンをため込むため悪臭や病原菌、ダニ・ノミの原因になります。
また畑や庭に現れたハクビシンは果物や野菜を食い荒らし、そこにペットがいる場合は襲われることも。
とはいえ、どのような対策をすればハクビシンが来ない環境をつくれるのかはわかりにくいですよね。
そこでこの記事では、以下の順でハクビシンの忌避剤について解説します。
ハクビシンは動きがすばやく、ときには攻撃的にもなる危険な動物です。
しかし、ちょっとしたポイントをおさえて忌避剤を活用すれば、ハクビシン被害は予防できます。
まずはこの記事で、ハクビシンの忌避剤について大まかにおさえましょう。
今すぐ知りたい方に向けて、当サイト「ハクビシン戦記」のイチオシ忌避剤は以下の2つです。
屋根裏におすすめの「アニマルピーNo.1」は、ハクビシンの天敵であるオオカミの臭いを利用したハクビシン対策グッズです。アメリカで25年以上の実績があり、効果はお墨つき。
また庭や畑におすすめの「ハクビシンなぜ逃げる120」は、置くだけでかんたんにハクビシンを撃退できる対策グッズです。唐辛子の天然成分がメインなので、農作物の近くでも安心して使えます。
コメリやカインズなどのホームセンターでも、楽天やAmazonなどのネットでも買えるので、被害が大きくならないうちに試してみてください。
結論、ハクビシンの忌避剤は自作できますが、おすすめはできません。
作り方は簡単で、木酢液やトウガラシ、にんにくなどニオイのするものを混ぜて忌避剤とすることもできます。
しかし、どれくらい効果が続くのかはまちまちで、ハクビシン被害が再発してしまうことも。
また市販品のように大量生産を目的として製造されたもののほうが安いこともあります。
ゆえにハクビシンの忌避剤は自作せず、コメリやカインズなどホームセンターの害獣駆除コーナーで探すのがおすすめです。
もしくは楽天やAmazonなどで購入することをおすすめします。
ハクビシン対策をするさいの注意点は、以下3つです。
ハクビシン対策は、とにもかくにもスピードが命です。
なぜならハクビシンは年中ずっと繁殖できるから。ハクビシンは以下のようなペースで増えます。
より具体的にいえばオス・メス2匹のハクビシンが屋根裏に侵入して1年たつと、多くて30匹の子どもが生まれます。また最初に生まれた子どもは1回出産している可能性があるので、さらに多くなる場合も。
フンの量も病原菌の数もとてつもなくなってそう。想像したくないわ…。
1年って長いようで意外に短いですよね。「屋根裏に何かいるみたいだけど、まあ大丈夫そうかな」とうかうかしていると、すぐに取り返しがつかない状況になってしまいます。
そのため「何かいるかも?」と思ったらすぐに対策する必要があります。また近所でハクビシンを見かけたら、家に対策グッズを置いておくのがおすすめです。
ハクビシンには、害獣対策として販売されているライトや超音波は全く意味がありません。
「動物の行動から考える 決定版 農作物を守る鳥獣害対策」によると、ライトがハクビシンへ与える効果は以下のように書かれています。
(中略)そこで、ハクビシンに対しても光の照射実験を行った。車のヘッドライトより明るい非常に強い光をハクビシンが近づいた時に照射した。しかし、ハクビシンは驚く様子もなく光を無視したり、明るくまぶしい光に近づき、まじまじと光源をのぞき込んだ。
こんな反応しかしないなら、ハクビシンに光は全く効果がないね…。
「動物の行動から考える 決定版 農作物を守る鳥獣害対策」によると、ハクビシンへ超音波が与える効果は以下のように書かれています。
40kHzの超音波も聴くことができる(人間は20kHzまで)が、ハクビシンは耳を動かすだけで、音に対して怖がる行動は示さない。したがって、『動物を追い払う』とうたっている超音波発生機器が販売されているが、効果はない。
ハクビシンには光も音も効果がないんだね…。
ハクビシンは確かに害獣ですが、勝手に捕獲したり、駆除したりすることはできません。
というのもハクビシンは特定外来生物に指定されておらず、むしろ鳥獣保護管理法の対象です。
そのためハクビシンを駆除するためには、以下の条件を満たす必要があります。
自分たちでハクビシンを駆除するとなると、けっこう大変そうだなぁ。
私たちはハクビシンのフンを自分たちで掃除したけど、駆除はさすがに難しそうだね。
さらに詳しいハクビシン予防・対策については「ハクビシン対策・予防の完全マニュアル。家族や農作物を守る方法を紹介」をご一読ください。
続いてはハクビシン対策グッズを選ぶときに、おさえておきたいポイントを紹介します。
ハクビシン対策グッズを選ぶポイントは以下2つです。
何よりもハクビシンの弱点や嫌いなものから考えられた忌避剤を選びましょう。
例えば当サイト「ハクビシン戦記」で屋内用としておすすめしている「アニマルピーNo.1」は、ハクビシンの天敵であるオオカミのおしっこを使った忌避剤です。
日本にオオカミはいませんが、ハクビシンの本能には「オオカミ=天敵!見つかると食べられる!」とすり込まれており、オオカミの匂いがすると逃げ出してしまいます。
このようにハクビシン被害を予防するためには、ハクビシンの生態をつかんでから、それを逆手に取った忌避剤を使うことが重要です。
ハクビシンの弱点について詳しくは「ハクビシンの弱点とは?天敵から特徴、生態や習性まで徹底解説」をご一読ください。
ハクビシンの忌避剤でできることは、あくまで”予防”です。すでに住みついているハクビシンを追い出すには効果が薄く、うまく追い出せたと思っても戻ってきてしまうことも。
またハクビシンは子供がいると、いくら忌避剤をまいたところで子どもだけ残して親だけ逃げることがあります。
すると子どもがそこで死んでしまい、腐敗臭や伝染病の原因になりかねません。
なのでハクビシンが住みついていると思ったら、忌避剤ではなく駆除業者を利用することをおすすめします。
ハクビシンがいるかどうか無料で調査してくれる業者は「ハクビシン駆除業者おすすめランキング【全10社を口コミや費用で徹底比較】」から探してみてください。
ここからは、屋内で効果があるハクビシン忌避剤のおすすめを3つ紹介します。
「天敵の匂いがするだけで本当にハクビシンを寄せつけないの?」と思うかもしれませんが、これはアメリカで生まれた製品で、本国では25年以上の実績があります。
また化学薬品を使っておらず、もしついたとしても洗えば問題ないため、安全性が高いのもポイントです。
ハクビシンは鼻が敏感なため、唐辛子の匂いは刺激が強く、その場にいられなくなります。
また小袋に分けられているため、ハクビシンの侵入口と思われる場所や屋根裏にポンと置くだけで、ハクビシンを寄せつけません。
ニオイが強い液体をスプレーすることは、嗅覚がするどいハクビシンには効果的です。また以下のような自然由来のものは、安全性が高いため子どもやペットがいるご家庭にもおすすめ。
ただしこまめにスプレーしないとすぐ効果が薄くなってしまうのはデメリットです。
ここからは、屋外で効果があるハクビシン忌避剤のおすすめを3つ紹介します。
屋内用にも使えますが、木にくくりつけることでゆらゆらと動き、臭いとともにハクビシンを不安にさせて寄せつけません。
直射日光が当たる場所でも半年から1年ほどは効果が持続するため、こまめに管理する必要がないのもうれしいポイントです。
ハクビシンの通り道になる雨樋(あまどい)や塀などに置くことで、屋根裏への侵入を防ぎます。
しかしニオイが強烈すぎるので、ペットが近くにいる場合はあらかじめ他の場所に移しておきましょう。
また屋根裏など家の中で使うと、人間でも咳き込むレベルの強い臭いがするため、おすすめしません。
ここからは農業でハクビシン被害に悩んでいる方におすすめのグッズを紹介します。
ふつうの防護柵をしても、ハクビシンは木登りが得意なため楽に登れてしまいます。ゆえに電気のビリっとした刺激が作物を守るためには必要なのです。
ただし値段は30,000円を超えるので、なかなか一般の家庭では手が出しにくいといえます。
意外にも犬の毛で農作物のハクビシン被害を防ぐことができます。理由は犬がオオカミの子孫だから。いわば天敵の臭いというわけです。
神奈川県農業技術センターの事例ではブドウ畑に犬の毛を等間隔でおくことで、ハクビシンの食害を防いでいます。
ただしハクビシンとアライグマ以外の動物には効果が薄いため、鳥などに食べられている場合は意味がありません。
エサの管理が必要なことや、ハクビシンに学習されて取り逃す可能性があることはデメリットですが、初心者でも扱いやすいのでいちど試してみてください。
なおハクビシンの捕獲には自治体の許可が必要です。箱罠の貸し出しをしていることもあるので、まずはお住まいの自治体に問い合わせてみましょう。
ここまでハクビシン対策におすすめの忌避剤やグッズを紹介しました。
お伝えした忌避剤、グッズをおさらいします。
【屋内向け】
【屋外向け】
【農業向け】
家の中か、家の外か、また子どもやペットがいるかどうかなど、状況に応じて使い分けることをおすすめします。
もし「もうハクビシンが住みついているけど、なんとかしてグッズで追い出したい」と思っているのであれば、すぐに業者に駆除をお願いすることをおすすめします。
というのもハクビシンは忌避剤を置いたとしても、侵入口をふさがなければ忌避剤の効果が薄れたころにまたやってきてしまうのです。
ずっとこまめに忌避剤を置く手間とコストを考えると、いちど業者に駆除をお願いしたほうが安くすみます。
詳しくは「ハクビシン駆除業者おすすめランキング【全10社を口コミや費用で徹底比較】」をご一読ください。
取り返しがつかないことになる前に、まずは業者に無料相談してみることをおすすめします。